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海洋資源開発業界、プラントエンジニアリング業界のM&A
キャピタル・エヴォルヴァーは、海洋資源開発業界、プラントエンジニアリング業界に精通した
少数精鋭のプロフェッショナルがM&Aの支援を致します。
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(1) 海洋資源開発業界、プラントエンジニアリング業界のM&Aの動向
2013年にも川崎重工業で船舶・海洋事業を担当する務執行役員より、今後の成長分野と位置づける海洋資源開発について「M&A(合併・買収)を含めて、(事業に関わる)人材を確保することが必要だ」と国内外を含めた戦略的な提携を検討する考えが示されたが、優秀な人材確保のために、大企業を中心にM&A(再編)が増えて行くだろう。
(2) 海洋資源開発業界、プラントエンジニアリング業界におけるM&A実行のメリット
<売り手のM&Aメリット>
- 会社が存続する
- 従業員の雇用を守れる。従業員の家族の生活も守れる。
- 大手の営業力、知名度を活用できる。財務基盤が安定する。
- 負債から解放される。まとまった資金を手に入れられる。
- 単独では海外進出が不可能な企業でも、他社との連携で海外進出も可能になる。
- 不採算部門、ノンコア部門を生かしてくれる先に譲渡することで、まとまった資金を手に入れ、コア部門に資金注入できる。
- その他
<買い手のM&Aメリット>
- 新たなネットワークの獲得
- 技術の獲得
- 優秀な人材を確保できる。
- 販路を獲得できる。
- 経営基盤を強化できる。
- 一気に拡大できる。
- 利権を獲得できる。
- 新たな知識に進出する
- 規模のメリットを享受できる(原価低減、間接コスト低減など)
- 従来の外注業務の内製化による収益性の改善
- 自社開発より時間・コストを節約できる
- その他
(3) 海洋資源開発業界、プラントエンジニアリング業界においてM&Aを実行する際のポイント
- 技術力
- 実績
- 営業力
(4) 海洋資源開発業界、プラントエンジニアリング業界関連のM&A等の例
- 2014年 東芝プランとシステムは火力発電プラント建設業に参画のため、ティーピーエスシー・ベトナム社(ベトナム)を設立。
- 2014年 三菱重工業と日立製作所の火力発電事業を統合し、三菱日立パワーシステムズに。
- 2014年 千代田化工建設は自社開発した酢酸製造プロセスのライセンス販売に関し、KBR(米)と業務提携契約を締結
- 2014年 千代田化工建設は海外2社と共同で、サブシー(地中・海底設備)・エンジニアリングを主要事業とする深海社のエクソダス・サブシー(英国)を設立すると発表。
- 2014年 日鉄住金テックエンジは関連6社と合併。同時に日鉄住金関西工業より、鉄鋼業向け設備エンジニアリング・保全事業を承継。
- 2014年 JFEエンジニアリングはインドネシアにおいて中堅の設計コンサルタント会社であるPTエネルコン社をM&A(株式譲渡、55%取得による子会社化)
- 2014年 JFEエンジニアリング、ドイツの廃棄物発電プラントをM&A(株式譲渡、完全子会社化)
(5) M&Aをする際に気を付ける海洋資源開発業界、プラントエンジニアリング業界の関連法規等
- プラントエンジニアリング業の活力の再生に向けた基本指針
- エネルギー、資源、プラント
- 海洋資源開発業界、プラントエンジニアリング業界
海洋資源開発業界、プラントエンジニアリング業界基本情報
キャピタル・エヴォルヴァーは、海洋資源開発業界、プラントエンジニアリング業界に精通した
少数精鋭のプロフェッショナルがM&Aの支援を致します。
少数精鋭のプロフェッショナルがM&Aの支援を致します。
(1) 海洋資源開発業界、プラントエンジニアリング業界の基礎知識
<海洋資源開発とは?>
- 海底油田やメタンハイドレート、レアメタルなどの鉱物資源の有効利用に向けた技術開発のこと。
- 日本近海はこうした資源の宝庫とされ、市場拡大が期待される。
- 国際エネルギー機関(IEA)の試算では、2020年には、石油、天然ガスとともに全産出量に占める海洋資源の比率が4割程度になる見込み。
<プラントとは?>
- 大型の産業設備一式のこと。大型発電所や石油化学コンビナートを指す。
- 専業大手エンジニアリング3社のほか、重電大手、造船・重機メーカーも手掛ける。アジアや中東などの新興国に加え「シェール革命」に沸く北米も市場となった。
- 北米は今まで米国企業の土壇場だったが、シェールガスの開発ブームで、日本企業がLNGプラントや化学プラントを受注し始めている。
<プラントエンジニアリング業とは?>
- 国内外の企業等から石油精製、科学、製鉄、発電の製造設備の企画、設計、調達、施工、施工管理を一括して請け負う産業である。
- 電力プラント、産業プラント、環境衛生システムなどが分野となっている。
プラントエンジニアリング事業および海洋資源開発事業は、以下のような商流になっている。
ポイント1・・・日本近海は資源が豊富で市場拡大に期待
ポイント2・・・海洋分野は発展が期待される。重工大手が積極的に投資
(2) 海洋資源開発業界、プラントエンジニアリング業界の動向
シェールガスや海洋資源開発などプラント建設は旺盛、受注競争は激しい。 為替(円安)などの影響も懸念される。
技術革新が海洋資源開発を後押しする。 浮体海洋石油・ガス生産貯蔵積み出し設備(FPSO)を使えば、陸上への原油パイプラインの建設が不要になるなど開発の自由が増す。
海洋開発では、三井海洋開発が浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積み出し設備(FPSO)で実績を積み上げている。 設備の設計から資材調達、試運転とプロジェクト管理を手がけ、ビジネスモデルで世界3強の一角を占める。 原油と並び液化天然ガス(LNG)プラントも海洋を舞台にプロジェクトが動き出した。
海底から引き揚げたガスを冷却し液体にするプラントを大型船に据え付けた「FLNG」と呼ばれる設備。 フランスのテクニップが先行していたが、2014年2月に日揮が世界で3件目となるFLNGを受注した。 今後の発展が期待されるため、IIHIや川崎重工工業などの重工業大手も海洋分野に積極投資する経営方針を示している。
(3) 海洋資源開発業界、プラントエンジニアリング業界の市場規模
業界規模
- 原油やガスの海洋資源開発:約10兆円 日本経済新聞社推定
- 海洋プラント・インフラ市場:14兆円程度、32兆円程度(2020年予測)日本経済新聞社推定
- エンジニアリング業の受注高:7兆9252億円 (2013年)
(4) 海洋資源開発業界、プラントエンジニアリング業界のプレイヤー
種別 | 会社名 | 国 | 提携関係 | |
---|---|---|---|---|
造船重機メーカー | 資源掘削船、海洋構造物などを製造 | 三菱重工業 | 日本 | ブラジル最大級の造船所に出資し、資源掘削船を生産 |
三井造船 | 日本 | ブラジル最大級の造船所に出資し、資源掘削船を生産 | ||
川崎重工業 | 日本 | ブラジル最大級の造船所に出資し、資源掘削船を生産 | ||
ジャパンマリンユナイテッド | 日本 | ブラジル最大級の造船所に出資し、資源掘削船を生産 | ||
IHI | 日本 | ブラジル最大級の造船所に出資し、資源掘削船を生産 | ||
サムスン重工業 | 韓国 | |||
現代重工業 | 韓国 | |||
海運会社 | 日本郵船 | 日本 | ブラジル向け、洋上中継基地プロジェクトで日本の造船重機各メーカーと連携 | |
川崎汽船 | 日本 | |||
商船三井 | 日本 | |||
総合エンジニアリング | FPSOの建造やリース | SBMオフショア | オランダ | |
三井海洋開発 | 日本 | 三井物産が15%出資、三井造船が50.1%出資 | ||
BWオフショア | ノルウェー | |||
日本連合 | 商社 | 三井物産 | 日本 | |
三菱商事 | 日本 | |||
プラント(専業) | 日揮 | 日本 | プラント大手。ブラジル最大級の造船所に出資し、資源掘削船を生産 日本企業発の洋上LNGプラント受注。 |
|
千代田化工建設 | 日本 | プラント大手。シェールガス開発でも圧倒的存在感。イギリスの海洋探索会社、エクソダスを買収 | ||
東洋エンジニアリング | 日本 | プラント大手。オイルサンドで事業拡大へ。 | ||
プラント(重電系) | 東芝プラントシステム | 日本 | 海外で中小型発電システムを展開。 | |
日立製作所 | 日本 | 電力・産業システムに強み。 | ||
三菱電機プラントエンジニアリング | 日本 | 設計・建設から保守・保全まで。 | ||
プラント(鉄鋼系) | 新日鉄住金エンジニアリング | 日本 | ||
JFEエンジニアリング | 日本 | |||
プラント (総合重機系) |
IHIプラント建設 | 日本 | ||
IHIプラントエンジニアリング | 日本 | |||
三菱日立パワーシステムズ | 日本 | 2014年、三菱重工業と日立製作所の火力発電事業を統合 | ||
三井造船プラントエンジニアリング | 日本 | |||
住重プラントエンジニアリング | 日本 | |||
川崎重工業 | 日本 | |||
日立造船 | 日本 | |||
資源開発会社 | 国際石油開発帝石 | 日本 | ||
日本海洋掘削 | 日本 | |||
海洋探査大手 | エクソダス | イギリス | 千代田化工建設の子会社に。 | |
国際石油資本 | プロジェクトの発注者 | エクソンモービル | アメリカ | |
ロイヤル・ダッチ・シェル | イギリス、オランダ | |||
BP | イギリス | |||
国営石油会社 | ペトロブラス | ブラジル | 各サービス会社に掘削やパイプラインの建設などの工程を依頼。 |
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