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2015年9月28日
クロスボーダーM&Aの注意点:(フランス)ー事業譲渡1
フランス企業とのM&Aについて
事業を切り出して売買する事業譲渡スキームを使った場合の注意点です。
フランスでは(その他ヨーロッパの国でも)、事業譲渡スキームを使って、事業を譲渡する場合、
譲渡される企業の従業員の代表者(ワークス・カウンセル)に対して事前に説明会を開き、
意見を聞かなければならないというルールがあります。
日本でも会社分割スキームなどで、似たようなルールがありますが、
日本よりも細かいです。
買収する側の企業が、買収後の経営方針などを説明しなければならないこともありますので、
日本企業がフランス企業を買収する際、フランスまで説明に行かなければなりません。
本社だけではなく、各事業所で必要になり、1カ所につき、少なくとも3回は開催が必要です。
毎回毎回、その国に行って、各地で説明しなければならないので、結構時間がかかります。
このことも、M&Aのスケジューリングにいれる必要がありますので、ご注意ください!
別のスキームを使えば、このような説明会を開かないで売買も可能です。
どんなスキームを策定していくか
最初にベストなスキームを選択することがとても大切です。
M&Aのスキームの相談はプロフェッショナルが集まっていますキャピタル・エヴォルヴァーにご相談ください。