過去のM&A事例
事例詳細
下記の事例は全てではなく、あくまでも特徴的なM&A案件の一例です。
事例追加日 |
2015年04月01日 |
業種 |
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概略 |
買収の取りやめ |
対象会社 |
製造業(元上場企業) |
当社のアドバイス先
(譲受人) |
製造業(上場企業) |
交渉相手
(譲渡人) |
対象会社の親会社(海外系投資ファンド) |
スキーム |
未定 |
買収規模 |
50億円~100億円 |
検討開始から
売買終了までの期間 |
1か月 |
詳細 |
当社がアドバイスしたのは、買い手側となる上場企業。
海外系の投資ファンドより買い手企業に「ファンドの満期が来るので、以前投資した企業を売却したいので検討しないか?」との提案が持ち込まれた。
買い手企業の経営企画部より、「対象会社の事業は当社の事業と遠くはないので、検討をすすめたいと思う。」「対象会社を買うとしたら、いくらくらいで買うのが妥当なのか教えて欲しい(評価書の作成)、また、M&Aの実行についてお手伝いをして欲しい」との相談があったため、当社が買い手企業のアドバイザーとなり、海外系投資ファンドと折衝を行った。
必要資料を取り寄せ当社の方で分析判断したところ、投資ファンドが対象会社を買収した際、高いTOBプレミアムをつけ高く買いすぎてしまっている上に、LBOスキームをくんでいたため、そのしわ寄せが対象会社に来て、対象会社の価値が毀損されて、ボロボロになっている状態であった。それにも拘わらず、投資ファンドなので、購入した値段以上の買収額を求めてきていた。
その分析結果および株価の評価書を、買い手企業の経営企画部には提出し、それをもって、対象会社の経営会議で買収が却下された。
当社にとってはM&Aの実行が行われた方が報酬が発生し仕事にはなるが、プロフェッショナルとしての対応をさせて頂いた案件だったため、その後も、対象会社よりM&Aの相談がある。
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