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2015年9月28日
北海道銀行、組み込み機器向け小型コンピュータボード会社に追加投資 3000万円

北海道銀行と北海道ベンチャーキャピタルは、平成27 年9 月30 日付でアットマークテクノ(本社:札幌市)に「道銀どさんこ3 号ファンド」より3,000 万円を出資すると発表した。

同社には、平成16 年6 月に「道銀どさんこ1 号ファンド」から初回の出資をしているが、今回、同社の更なる成長の支援に向け「道銀どさんこ3 号ファンド」から追加投資を実行することになった。

株式会社アットマークテクノは、組み込み機器(特定の機能を実現するために家電製品や機械等に組み込まれるコンピュータシステム。)向け小型コンピュータボード「組み込みプラットフォーム」の国内唯一の専業メーカー。
同社の主力ブランドである「Armadillo(アルマジロ)」は、2002 年の初代機から現在までシリーズ累計20 万台超を出荷し、主に産業用機械の開発用や量産製品の組み込み機器として、国内で広く利用されており、現在、IoT(モノのインターネット。様々な物体(モノ)に通信機能を持たせ、インターネットに接続したり相互に通信することにより、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行うこと。)分野への展開に向け製品ラインナップの一層の拡充に取り組んでいる。

なお今回、同社は本ファンドからの3,000 万円の出資とあわせ、株式会社日本政策金融公庫札幌支店から資本性ローン7,000 万円の融資を受け、総額1億円の資金調達を行う。

北海道銀行は平成27 年8 月28 日付で日本公庫札幌支店と「業務連携・協力に関する覚書」を締結し、両者連携によるベンチャー企業の支援に取り組んでおり、本件は、日本公庫の「資本性ローン」と北海道銀行が出資するベンチャーファンドを活用した第1 号の連携支援案件となる。
今後も日本公庫と北海道銀行は、将来性あるベンチャー企業を連携して支援していく方針。