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2015年10月15日
金融不動産業のJトラスト、韓国における債権買取回収の子会社2社を売却 1億円強

金融業や不動産業等を行う持株会社のJトラスト【8508】は、2015年10月15日付けで、連結子会社であるネオラインクレジット貸付及びハイキャピタル貸付の全株式を譲渡したと発表した。

譲渡価格は
ネオラインクレジット貸付が5850万円、
ハイキャピタル貸付が4740万円

ネオラインクレジット貸付及びハイキャピタル貸付ともに、債権回収や買取を行っている韓国企業。 なお、今回の株式譲渡に伴い、上記2社はJトラストの連結子会社より除外されることとなる。

Jトラストグループは、中期経営計画において、成長戦略として海外銀行業を中心とした利益拡大を掲げている。

韓国においても、JT親愛貯蓄銀行及びJT貯蓄銀行が銀行預金を中心とした低利の資金調達を行うとともに、 消費者向け及び企業向け融資を、JTキャピタルが貯蓄銀行に比べ高い信用力を背景に優良顧客に対する住宅ローン、リース債権などの集客を、TA資産管理貸付が不良債権の買取り及び回収を担当するなど、各事業体を有機的に展開させることにより、最大限のシナジー効果が得られるようなインフラの整備を行っている。

その一環として、ネオラインクレジット貸付及びハイキャピタル貸付について、正常債権は各貯蓄銀行に、不良債権はTA資産管理貸付に集中し、事業の効率化を図ってきたが、今回、体制の整備が完了したと判断したことから本件株式譲渡を実施するもの。

ネオラインクレジット貸付
直近年度末純資産 26,190ウォン
営業収益 5,896ウォン
営業利益 865ウォン

ハイキャピタル貸付
直近年度末純資産 48,805ウォン
営業収益  34,872ウォン
営業利益     6,958ウォン