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2015年10月19日
電通、インドのマーケティング会社を買収へ インドでの成長戦略加速

電通【4324】の海外本社電通イージス・ネットワークは、インドのマーケティング会社Fountainhead Entertainment Pvt. Ltd(以下「ファウンテンヘッド社」)の株式90%の取得と、今後段階的にシェアを拡大し完全子会社化するオプションを電通グループが有することにつき、同社株主と合意したと発表した。

ファウンテンヘッド社は、インドにおいて顧客企業の関心が高まり市場が活性化しているアクティベーション領域に強みを持つムンバイを本拠地とするマーケティング会社。

アクティベーションとは、商品やサービスを実際に体験できるマーケティングイベントを通して消費者のエンゲージメント(ブランドに対する消費者の関与)を高め、短期的には購入促進、中長期的にはブランドに対する好意度・信頼感を高めるマーケティング手法。

 1994年に設立されたファウンテンヘッド社は、設立当初からこの領域のビジネスを推進し、現在では音楽やスポーツ分野のイベントにも活動領域を広げている。また、SNSをはじめとするデジタル媒体を活用したマーケティングサービスも提供している。

収益は 3億4,000万インドルピー(約6.3億円)(2015年3月期)
従業員数は205名。

 買収後は、当社グループの専門領域ブランドの一つで、ファウンテンヘッド社と同様に、アクティベーション領域に強みを持つpsLIVE(ピーエスライブ)との連携を深め、2016年をめどに両社を合併させる予定。
これにより、当社グループはアクティベーション領域でインド最大のマーケティング会社を傘下に持つことになる。

 電通はインドにおいて既に多くの事業を展開しているが、今回の買収を契機にグループ全体での顧客サービスの付加価値を高め、インドでの成長戦略を加速させていくとしている。