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M&Aニュース
「ウイルスバスター」で知られるインターネットセキュリティのトレンドマイクロ【4704】は、トレンドマイクロの米国の完全子会社と米国Hewlett-Packard Company(以下「HP社」)との間で、HP社セキュリティ事業の一部であるTippingPoint部門の事業を譲り受けることについて合意したと発表した。
譲渡対象は従業員、顧客契約、知的財産権及び固定資産を含むTippingPoint事業に関する資産及び負債 。
対象事業の業績は売上が約203億円、営業利益は約54億円。
対象事業の資産は28百万米ドル 、負債が77百万米ドル
譲渡価格は約360億円
トレンドマイクログループは次世代IPSであるNGIPS(次世代侵入防止システム Next Generation Intrusion ProtectionSystem)およびネットワーク関連セキュリティソリューションを提供するHP社のTippingPoint事業部門を譲り受けることに同意し、この事業譲り受けにより、エンドポイントからネットワーク、データセンターそしてクラウドまでを包括した、よりダイナミックな脅威防御セキュリティソリューションが提供可能となる。
TippingPointのセキュリティチームおよびセキュリティ脅威に関する知見の集合体であるDigital Vaccine Labs(DVLABS)による先進的なセキュリティフィルターを用いたプログラムの脆弱性が発見されてからその修正プログラムが提供されるまでの間に行われる攻撃に対する防御技術をはじめとするこれらの技術・知見を、トレンドマイクログループの技術基盤である「Trend Micro Smart Protection Network」と融合させることで、より付加価値の高いセキュリティサービスの提供ができるようになるとしている。
なお、本取引でトレンドマイクロには暖簾代が360億円程度発生する予定。