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2015年10月21日
日立造船、秋田メタン発酵ガス化バイオマス発電事業へ出資 5億円

日立造船は、ナチュラルエナジージャパンに出資し、同社が計画する秋田メタン発酵ガス化バイオマス発電事業への参画を決定したと発表した。

日立造船は、ナチュラルエナジージャパンに5億円を出資するとともに、同社からメタン発酵ガス化バイオマス発電所の建設工事と運転管理業務を請け負う。

本事業は、地域貢献を目的に、秋田市内の食品廃棄物を原料にメタン発酵処理をし、生成したバイオガスにより発電を行うもの。
これにより、地元自治体のごみ処理費用の低減および天候や時間帯に左右されない安定的な地域電源を目指している。
また、従来は焼却処理していた食品廃棄物をメタン発酵処理することで、老朽化が進む既存のごみ焼却施設の負担を減らし、施設の延命化にも寄与するもの。

同発電所のメタン発酵プロセスにおいて、秋田市内のホテル、飲食店、食品加工会社、学校および病院等から発生する事業系食品廃棄物を、高速でメタン発酵させる日立造船独自技術のWTMシステムにより、バイオガスを生成して発電を行う。

本事業により買取対象となる年間発電量は、標準世帯約1,130戸分の年間電力消費量に相当する約523万kWhとなり、固定価格買取制度により電力会社へ売電する計画。

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