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2015年10月28日
日本生命、豪州2位MLCの生保事業の買収合意 2040億円

国内生命保険大手の日本生命保険相互会社(以下「日本生命」)は、豪州大手銀行の1つであるナショナルオーストラリア銀行(以下「NAB」)との間で、同行傘下MLC Limitedの生保事業(以下「MLC」)の株式80%を取得する手続きを開始すること、およびNABとMLCが20年間の販売契約を締結することについて合意したと発表した。NABとMLCの残り20%を弾き続き保有し、MLCの事業拡大を引き続きサポートする。

買収価格は2040億円。(80%分)

NABは、約1,270万の顧客を抱え、総資産ベースで豪州1位を誇る大手銀行である。また、同行傘下のMLCは、収入保険料(個人保険)ベースで同国内2位を占める豪州有数の生命保険会社である。(オーストラリア生命保険収入保険料市場規模1.2億円のうち、同社収入保険料約1510億円)
MLCは、NABが保有するアドバイザー・チャネルや銀行窓販チャネル等、複数かつ多様化された強力な販売ネットワークをいかし、定期保険等の伝統的生命保険や所得補償保険、団体保険等のいずれの分野でも豪州トップクラスにある。

今後、生保事業を中心に、様々なビジネス領域において協業を検討していくとしている。